10月15日(日)、調布市東部公民館にて、陥没事故から3年の住民集会&講演会「ひとり一人の被害回復・まちの復興のために」が行われました。
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外環被害住民連絡会・調布 総会
講演1:「シールドマシン地下トンネル工事による健康被害と建物損壊」
ー市民科学の手法による調査からみえるもの
講師:上田昌文さん(NPO法人市民科学研究室代表理事、外環振動・低周波音調査会)
講演2:「大深度地下問題と健康な環境に生活する権利」
ー東京外環道のいまとこれからを考えるー
講師:磯野弥生さん(東京経済大学名誉教授)
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集会には、住民、都議、市議の方々、オンラインを含めると合わせて80人以上が参加しました。
NPO法人「市民科学研究室」代表理事の上田昌文さんは、事故現場周辺の333軒の被害状況を独自調査。経年劣化によって起こる可能性が低い損壊を受けている住宅が少なくとも64軒、うち補償対象となっているエリア外で9軒確認できたと報告されました。
また、上田さんからは、いまは工事の影響で地域住民がバラバラになってしまっていることに対し、「コミュニティとしての維持、強化が大切」というお話もありました。
東京経済大学 礒野弥生名誉教授(環境法)は、「『大深度の工事は地上に影響を与えない』という安全神話があった」と事業者側の姿勢を指摘、「平穏生活権の保証」などのお話もされました。
その後に私も主催者からの紹介でマイクを取り発言させていただきました。
集会の最後には、会を主催した「外環被害住民連絡会・調布」から「被害者一人ひとりの被害回復・まちの復興」を求める声明が出されました。
(報告: 甲斐まさやす)
外環被害住民連絡会・調布
自治市民21
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