三鷹市議会レポ まちづくり環境委員会レポ11/4

 

1 付託された案件の審査

 陳情「地域的な包括的経済連携(RCEP)から撤退することを求める意見書」提出を求めることについて

 

 陳情者の金森典子さん(西東京在住)に委員会に出席いただき、金森さんから提出された資料

 

◆資料1「地域的な包括的経済連携(RCEP)の概要」(外務省ホームページより)

◆資料2「世界の貿易体制と自由貿易ルール(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(通称 PARC)共同代表内田聖子氏資料より)

◆資料3「東京大学鈴木宣弘研究室による暫定試算(RCEPで誰が得て、誰が失うか【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】JA.com コラムより)

◆資料4「FTAAPへの道筋(経済産業省「通商白書」2013年版より

 をもとに補足説明を受けた後、委員から金森さんに※質問が行われた。

質問をした委員:嶋﨑 小幡 大城

 

 次いで、市側が出席し、本陳情について市側の説明を求めた後、委員が市側に※質問した。

質問をした委員:嶋﨑 大城 山田

 

 陳情の取扱について

<討論・採決>

反対討論:小幡和仁委員

賛成討論:嶋﨑英治委員― RCEPは、本陳情書が指摘している食料の安全保障、つまりいのちの安全の根幹を揺るがすことを懸念します。遺伝子組換え作物、ゲノム編集作物、農毒薬についても同様に懸念します。

 

 21世紀は、核兵器を始め武力で世界を制覇することは、困難だと思います。「食を制する者は世界を制する」と言われているように、RCEPにより国の主権・食の主権を奪われかねません。食の安全を守り、食の自給率を引上げることは重要な国民的課題であり、それは国の責務です。

 

 都市農業を営んでいる小規模農家にとってもRCEPは打撃になると思います。

 

 国会における審議も短時間で不十分であった。消費者にも生産者にも周知は、不十分であるにも関わらず202211日に発効するという政府の姿勢に抗議の意を表明し、本陳情に賛成いたします。

 

採決結果:賛成1……賛成少数否決・不採択

 

3 行政報告

 三鷹市議会レポ まちづくり環境委員会レポ11/4 その2

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