2023.12.3(日)
「安全な水を求める市民の会・三鷹」第2回勉強会
第一部「命ぬ水(ぬちぬみじ)」上映会
第二部 多摩の水道のお話 講師:中川崇さん(みんなでみずひろば呼びかけ人)
第2回目の勉強会。
会場の三鷹市公会堂さんさん館は満席になりました。
会の名前の通り、私たちは「安全な水を求める」市民の会。
今話題の有機フッ素化合物(PFAS)の事ももちろんですが、PFAS以外の水の問題など、水における様々な事が知りたいと思い、以前からお付き合いのある中川崇さんにお声がかけさせていただき、講演していただきました。
まず冒頭で「なぜ、『みんなでみずひろば』なのか?」というお話。
中川さんのご友人の現杉並区長の岸本聡子区長が海外で運動されているとき、中川さんに「なんで日本の運動は一人の人が所有したがるのか」と質問されてきたそうです。
その問いかけから「みんなで」水の問題を解決しよう、と「みんなでみずひろば」という名前になったそうです。
水とは当然ながら、人間誰しも、いや人間だけではなく動物、植物、地球上のあらゆる生命体は水がなければ生きていけない。
この水の問題は、本来ならば右や左などの思想の問題ではないはずです。
私は今まで、水の問題で本当に様々な人と運動してきました。
「みんなで」水の問題を解決するために運動してきて、僭越ながら「あぁ、自分はみんなで解決しようとしてきたなぁ」なんて思ったりしました。
蛇口を触れる。蛇口を触れない人なんていない。だが、その蛇口の奥までに思いを寄せる人はなかなかいない。
「蛇口の奥はどうなってるの?」
PFAS汚染でようやく一般的にもその蛇口の奥に興味、関心が私たち一般人も湧いてきました。
古代水道と近代水道。
緩速ろ過と急速ろ過。
今話題の高度浄水処理。
水道の塩素のお話。
独立採算制。
総括原価方式。
東京都水道事業一元化。
逆委託の解消。
都営一元化。
未だ「水道は自治の基本」として未統合の武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村。
本当に他では聞けない水道の歴史から現在まで、目から鱗のお話でした。
水道事業者の原点とは。
それは水道法第一章、第一条に込められています。
「この法律は、水道の布設及び管理を適正かつ合理的ならしめるとともに、水道の基盤を強化することによって、清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、もって公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的とする」
この言葉にすべて込められていました。
水の問題は、今はPFASが騒がれていますが、もちろんそれだけではありません。
水道民営化やマイクロプラスチックなど、色々な問題がありますが、水道民営化などは本当にこの水道法に反しているのではないか、と思います。
そして第十五条。
水道事業者は、当該水道により給水を受ける者に対し、常時水を供給しなければならない。
水道法、面白いなぁ。
その他にも様々なお話をしてくださった中川さん。
2019年に開催した学習会の動画もありますので、是非とも視聴なさってみてください。
https://www.facebook.com/100005542964730/videos/1193272004200887/?d=n&mibextid=WC7FNe
これからも「みんなで」日本のお水を守りましょう!
中川さん、本当に昨日は貴重なお話ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!
(報告 甲斐まさやす)
安全な水を求める市民の会 三鷹
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自治市民21
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