<報告>
秋田県山本郡三種町議会議員 畠山勝巳
「ネオニコチノイド」農薬汚染学習会
秋田市の「ネオニコチノイド」で汚染された水道水は、小学生に煙草を吸わせるようなもの?(「ネオ」とは「新」という意味。「ニコチノイド」とはタバコに含まれている「ニコチン」の意味合いがある)
4/23に秋田市役所で、秋田市の水道水の農薬汚染についての学習会が開催された。いわゆるネオニコチノイド系農薬によって水道水が汚染されていた問題である。講師は県立大学準教授の近藤正先生(秋田の環境を考える県民の会)である。彼が、告発した張本人と報告してくれた。
このネオニコチノイドについてはその農薬の危険性については様々な機会に報告されており、羽後町では先月、その専門家の研究者、平久美子先生の講演会もあり、私の友人が参加して資料を入手している。
では、具体的にはどうなのかということである。先生の報告によと、2023年8月16日にEU水道水基準値の30倍以上の高濃度で検出されたとのこと。そして、平先生の資料によると、アルツハイマー病、パーキンソン病、統合失調症、など精神神経疾患を中心に腎臓病などにも大きな影響を与えると報告されている。
このネオニコチノイド系農薬は、稲作の殺虫剤として、カメムシ対策として主に使われ、県や農協も推奨している。近年カメムシによる米の「品質低下」が大きな問題となっているため、稲作農家なら誰でも使っていると言っても過言ではない。問題はそれが、水道水に混入しているということである。秋田市は雄物川水系の集積地であり、県南地域から発する農業用水が秋田市に到達し、それを水道水として、使用している秋田市が、その汚染を無処理にしている、という実態がある。ちなみに同じ稲作県である新潟は、新潟市では信濃川の水道水は活性炭等で処理し、秋田市の3分の1から10分の1の濃度になっている。人間の脳は15歳くらいが一番の発達時期で、この汚染水は脳の成長に大きな影響を与えることになる。
このことは、米代水系の水道水や、八郎潟残存湖を水道水に使用している大潟村にも影響があると考えられる。
自治市民21
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